Watch & Jewelry

“時計界のピカソ”の
新時代への展開

時計界のピカソと称された時計デザインの名手ジェラルド・チャールズ・ジェンタは、自らメゾンを立ち上げ、超複雑時計グランドソヌリを製作するなど、その造形美と技術力の双方で時計界にその名を残した。彼の創造力は自身のファーストネームがつけられたブランド、ジェラルド・チャールズに受け継がれ、奥深いバロック建築の美しさに想を得たデザインでさらに輝きを増している。

今回紹介する2モデルはローマのバロック様式建築の教会にインスパイアされたもの。六角形、八角形、十字形を組み合わせた独創的なデザインで、そのエレガンスに息をのむ。

両機ともマニュファクチュールキャリバーを搭載。機構、細工に高度な技術力があるジェラルド・チャールズならではの完成度だ。現行モデルはジェンタ氏のオリジナルデザインがベースで、コレクション名に氏の愛称「マエストロ」が冠されている。

写真左モデルの18KWGベゼルには66個のサファイアがセットされるなど、色調、素材感を活かした構成美。独創性とスポーツ感覚を持ち合わせた、新時代のラグジュアリーウォッチに仕上がっている。

右:「マエストロ8.0 スケルトン」はパーツ部分の可視化率が90%を超えるスケルトン仕様。ケース39×41.7㎜、厚さ8.35㎜。
左:「GEM-SETマエストロ9.0トゥールビヨン」は世界限定10本、SSケース39×41.7㎜、厚さ9㎜。
共に自動巻き、パワーリザーブ50時間、10気圧防水。

マエストロ8.0 スケルトン 14,529,900円
GEM-SET マエストロ9.0 トゥ-ルビヨン 25,001,900円
(共に税込)

写真・大志摩 徹 文・大川邦之

GERALD CHARLES

オフィス麦野/ジェラルド・チャールズ・ジャパン
電話03-5422-8087

*掲載情報は2024年4月号掲載時点のものです。

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