Gourmet

チーズケーキの新領域
「チーズテリーヌ」

洋菓子店の人気の一品、チーズケーキ。その歴史は古く、紀元前700年代には生み出されていたらしい。時代が移り、中世になると、ポーランドで郷土の味として定着し、徐々にヨーロッパに広まっていった。

レシピによって種類も異なる。ベイクド、スフレ、レア。この3種類が定番だが、近年は第4のカテゴリーとされたスペイン・バスク地方発祥のバスクチーズケーキが話題となった。そして現在は「第5のチーズケーキ」と称される「チーズテリーヌ」が注目を集めている。

ストロベリーチーズテリーヌ+Tea 6個入り

単純にテリーヌ型で焼いたチーズケーキ、というわけではない。クリームチーズの豊かな風味や、滑らかな口当たりを余すところなく引き出すため、小麦粉を一切使用しない「グルテンフリー」。岐阜市の生花店を母体とし、横浜市にチーズテリーヌ専門店を構える『h.u.g-flower(ハグフラワー)』では、使用する乳製品は北海道産にこだわり、防腐剤の類は加えない。写真の品は、ストロベリーと紅茶の層が2層仕立てになった「ストロベリーチーズテリーヌ+ Tea」。新たな味わいと食感の世界がここに。

岐阜市にて「花のアトリエ」として開業した『h.u.g-flower』。カフェやワインバーも手がけ、昨年の秋、横浜市中区にチーズテリーヌ専門店をオープンした。写真の一品は5月いっぱい(定数に達し次第、販売終了)までの春季期間限定。冷凍で2週間、冷蔵で3日間が賞味期限。

ストロベリーチーズテリーヌ+Tea 6個入り 幅17×高さ5×奥行き8㎝、4,800円(税込)

写真・大志摩 徹 文・品川雅彦

h.u.g-flower YOKOHAMA

電話045-323-9380

*掲載情報は2020年5月号掲載時点のものです。

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