Fashion

現代的ボストンの
ラグジュアリーな実用性

写真・大志摩 徹 文・松尾千鶴子

Photograph by Toru OSHIMA

Text by Chizuko MATSUO

ボストンバッグが注目されている。クラシックなムードとシンプルなフォルム、実用性の高さが見直され、さまざまなブランドから優れた解釈を加えて発表されている。

フェンディからもこの秋、シンプルなデザインに徹した、素材由来の特長を最大限引き出した汎用性の高い秀逸なボストンが登場した。

それが「バイ ザ ウェイ セレリア」。2014年にローンチした「バイ ザ ウェイ」が今年で10周年を迎え、「セレリア」のコードを加えて再解釈されたのだ。

グレインレザーの自然な柔らかさを備えた「クオイオ ローマ」がしっとりと手に馴染み、バッグ全体にリラックスしたムードをもたらしている。そこにハンドルに加えたハンドステッチと両側に付けたメタルスタッズが引き締め役を担って、ジェンダーレスな魅力も与えている。

内部は仕切りを無くし、収納力を高めたミニマルな作り。3サイズ展開で、すべてレザーのキーリングと調節可能なショルダーストラップ付き。

脇に抱える、手に持つ、肩から下げる……と、スタイルは自在。柔らかなボストンだから使い方は私たちに委ねられている。

色展開はほかにタイムレスなダブグレー、ミリタリーグリーン、クラシックブラック。「FF」ロゴジャカードはミディアムとミニサイズで。カラフルな色のシアリングのミニサイズも。ブルーのミディアムサイズのバッグに付けたのは今季新作のロリポップホルダー。

「バイ ザ ウェイ セレリア」前方から:
ミディアム(H17×W29×D13㎝)404,800円、
「フェンディ×チュッパチャプス」ロリポップホルダー90,200円、
ミニ(H12×W20×D9㎝)281,600円、
ラージ(H20×W35×D14㎝)453,200円(すべて税込)

お問い合わせ

フェンディ ジャパン
フリーダイヤル0120-001-829

*掲載情報は2024年11月号掲載時点のものです。

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