Fashion

上質レザーが足を包む
精悍なメンズサンダル

プラダの2020年春夏メンズコレクションのボトムスの大半は、ショートパンツだった。残りはほぼクロップト丈のパンツ。したがって、足元がいつにも増して重要なコレクションだった。端正なテーラードジャケットもスポーティなアノラックも、インにはロングシャツやロングタンクを合わせ、シューズには異色使いのルーズなソックスをはく。今シーズンの自由でアクティブな印象が、全身レイヤードで表現されていたのだ。それを強調したのが、レースアップブーツやスニーカー、そしてこのサンダルだ。

プラダ サンダル

アッパーは軟らかなカーフ、ソールはラバーのグラディエーターサンダル、トウ部分の形状はモトクロスバイクのトレッドパターンから。甲のウーブンからアンクルストラップまで、足全体をしっかりとホールドしている。ランウェイでは、全編ソックスをはいてカラーコーディネートしていた。ゆったりとした膝丈ショーツは男性の脚をきりっと見せ、続いてルーズなソックスとグラディエーターサンダルの組み合わせが、ハイカットブーツのように足元を精悍に際立たせるという仕掛けだ。

昨年までのアウトドアやスポーツ、コンフォートなサンダルから、この夏はしっかりデザインされたスタイリッシュなレザータイプへと移行。このグラディエーターサンダルはナチュラルベージュとブラックの2色展開。ソール高は3.5㎝のフラットフォーム。ストラップのトップはバックル留め、その下はベルクロできっちり足首にフィットできる。

サンダル(ソール実寸3.5㎝)109,000円(共に税抜・予定価格)

写真・大志摩 徹 文・松尾千鶴子

プラダ(プラダ クライアントサービス)

フリーダイヤル0120-45-1913

*掲載情報は2020年5月号掲載時点のものです。

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