Gourmet

和の味、和の粋、和の極み
福岡の里山から、世界へ

写真・大志摩 徹 文・品川雅彦

Photograph by Toru OSHIMA

Text by Masahiko SHINAGAWA

江戸時代の数ある版画作品で、知名度、人気度などトータルな観点から最たる一点を選ぶとすれば、葛飾北斎「冨嶽三十六景」の「神奈川沖浪裏」を推す方が多いのではなかろうか。

猛々しい生命体のような波濤に翻弄されながらも逞しく海上を行く三艘の小舟。遠方には、泰然とした姿で白雪を頂く富士の山。

この名版画をパッケージとした「和風だしスープ 抹茶」が今年3月に発売された。

手がけたのは福岡県久原村(現久山町)にて明治26年創業の『久原本家』。醤油蔵を母体とし、代を重ねて130年余、現在は「茅乃舎だし」に代表される和風調味料をはじめとする総合食品メーカーとして成長を続けている。

同社の、お湯を注ぐだけでいつでも簡単に味わえる「だしスープ」のラインアップの新作「和風だしスープ 抹茶」は、鰹節、昆布、焼きアゴをベースに八女抹茶を合わせ、だしの旨みと抹茶の香りが調和した、斬新にして日本の豊かな食文化を感じさせてくれる「名作」に仕上がっている。

日々の食卓でも、気軽な贈答品にも、あるいは海外旅行のお供としても重宝するに違いない。

久原本家のブランド「茅乃舎」の「だしスープ」には和風・中華風・洋風のラインアップも充実。"てまひま"かけて作り出したおいしいものを、手軽にサッと味わえる喜びとありがたさは何ものにも代えがたい。

和風だしスープ 抹茶 8袋入 1,512円(税込)

お問い合わせ

久原本家
フリーダイヤル0120-84-4000

*掲載情報は2025年6月号掲載時点のものです。

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