Gourmet

四季折々に花咲く味わい
日本食に、寄り添う逸品

写真・大志摩 徹 文・品川雅彦

Photograph by Toru OSHIMA

Text by Masahiko SHINAGAWA

今年の夏も暑かった。望みもしない右肩上がりの真夏の気温をなだめすかす手立てとして「ビールを飲む」ことを選び取った方々も多かっただろうと想像する。

「おもしろき世界を、醸造しよう」をスローガンに掲げて、この春先に大阪を本拠として設立されたブルワリー会社「funs brewing」では、日本食専用クラフトビール「酒の花」シリーズを手がけている。

その第一弾「酒の花SAISON」は、世界でも例を見ない清酒酵母と酒粕、ホップには日本発祥の品種ソラチエースを使用。日本酒のような吟醸香と、ホップ由来のヒノキやレモンを思わせる香りの相まったビールだ。

数ある日本食のなかでもとりわけ「天ぷら」に合うように仕込まれた。

カンパニーの代表者は「旨みを楽しみ、香りを楽しみ、日本食とともに楽しむ。飲む・香る・合わす、で3度驚いてもらいたい、世界でいちばん日本食が『おもしろく』なるビールを目指した」と胸を張る。

今後さまざまな日本食とのペアリングが楽しめるクラフトビールを順次発売予定。「酒の花」シリーズが日本の食文化をさらに広げていく。

「酒の花」シリーズを製造・販売する(株)funs brewingは"醸造所を持たないブルワリー"として大阪で活動しているマーケティングのプロ集団。世に送る、独自のクラフトビールをきっかけに「おもしろき風」を吹かせ、日本を元気にしていきたい、と願っている。

酒の花SAISON
容量330ml、アルコール度数7.5%
980円(1本/税込)

お問い合わせ

*掲載情報は2024年10月号掲載時点のものです。

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