Gourmet

和歌山県みなべ町
南高梅のクラフト梅酒

和歌山県日高郡みなべ町。梅のトップブランド「南高梅」発祥の地として知られ、今もその生産量と品質は際立っている。

古くから、栽培者自身の梅林で収穫された梅を使って自家製梅酒をつくる文化が根づいているため「紀州みなべ梅酒特区」に認定され、この地で生産された梅を原料とした梅酒であれば、少量であっても酒類製造免許を受けることが可能となっている。町役場には「うめ課」が設けられ、梅に伴う地元の産業振興サポートにも余念がない。

みなべ町に本社を構える株式会社「CU9(キュー)」では、独自に開発したジン梅酒「Yii(イー)」を800本限定発売。自家農園で栽培した南高梅であること、個性豊かなレシピでつくること。つくり手の顔が見える「Farm to Table」な梅酒を、同社では「クラフト梅酒」とカテゴライズしている。

15種類以上の県産ボタニカルを使用したジンベースのクラフト梅酒「Yii」は、南高梅の芳醇な香りと柔らかな酸味が、スパイシーなジンと調和し、奥深い味わいを生み出した。ソーダやトニックウォーターで割って、爽やかに。

南高梅は実が大きく、果肉が厚くて柔らかい。クラフト梅酒「Yii(イー)」は、昨年6月に自家農園で収穫した紀州南高梅を漬け込み、今年1月にボトリングしたもの。これまで2年間同様に限定発売され、今回が3rdシーズンボトルとなる。

容量500ml、アルコール度数26% 8,800円(税込)

写真・大志摩 徹 文・品川雅彦

MINABE CRAFT UMESHU

CU9(キュー)
info@cu9.jp

*掲載情報は2024年4月号掲載時点のものです。

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