Watch & Jewelry

幻想的な
宇宙の旅を愉しむ

レッドゴールドにチタンを組み合わせたケースのモデルは、深いミッドナイトブルーの文字盤。ステンレススチールケースのモデルは、近未来感覚の緑がグラデーションで広がる。それぞれ蓄光塗料が塗布された時分針、シャープな秒針がファセットカットのインデックスの夜光ドットを丹念に巡り、星々と宇宙の旅を愉しめるかのようだ。

パイオニア・センターセコンド

1828年創業の伝説のブランド、H·モーザーの話題のタイムピース。共に直径42.8ミリとケースは大型だが、装着すると端正で軽快でもある。搭載の自社製自動巻きの高性能キャリバーのローターは両方向巻き、パワーリザーブは3日間。リュウズはねじ込み式で、防水はなんと120メートル。

ケースは堅牢性の高い加工で、エレガントにしてタフな万能時計だ。小パーツやヒゲゼンマイまで自社製を徹底、細部まで配慮を怠らないつくりになっている。

次々に優れた時計機構を開発する、H・モーザー。この2本には、その時計づくりへの魂の気配がある。幻想的で存在感のある、本格派タイムピースではないか。

パイオニア・センターセコンド/左:ミッドナイトブルー・ダイヤル、18KRG×チタンケース、ラバーストラップ、2,750,000円、右:コズミックグリーン・ダイヤル、SSケース、ファブリックストラップ、1,787,500円(共に税込)、NX ONE 銀座(直営店)ほか、正規販売店で発売中。

写真・大志摩 徹 文・大川邦之

H.MOSER & CIE.

エグゼス

電話03-6274-6120

*掲載情報は2021年11月号掲載時点のものです。

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