Gourmet

鳥取発のアートなお菓子
らくだ菓子店サブレ缶

鳥取県と聞いて連想されるであろうものを繋いでみる。鳥取県→鳥取砂丘。砂丘→ラクダ。今後はこれに続いて「らくだ菓子店」、との流れができるかもしれない。

らくだ菓子店サブレ缶

らくだ菓子店は鳥取市で起業した(株)OMOIが手がける。「地方の良さを探し、表現し、伝えていく」ことをモットーに、課題先進県といわれる鳥取の地からその魅力を全国に発信している。

写真のらくだ菓子店サブレ缶は、お菓子とアートが融合したパッケージと中身。鳥取県出身のイラストレーター&デザイナーの伊吹春香さんがデザインし、伝統工芸品・因州和紙も駆使して、地元愛に満ちた上品で可愛らしいパッケージが生まれた。

中身は、店内工房で作られた2体のラクダを形にしたクッキーと、県産の最高級抹茶を使ったサブレやバニラサブレ、ほうじ茶ときなこのブールドネージュもここに加わる。缶を開けた時の楽しくハッピーな驚きと、それぞれをつまんで口に運んだ後の幸せな体験が相まって、忘れがたい一品となること間違いない。

ラクダのクッキーは食べるのがもったいないほどの姿だから、しばらく鑑賞したいけれども。

鳥取砂丘は、地元が誇る一大観光地。風と砂を材として、およそ15万年というとてつもない年月を経て造られた自然のアート。そもそも「サブレ」とはフランス語で「砂に覆われた」という意味を持つ。「らくだ菓子店サブレ缶」は、誕生に至るプランから製造まで、一本のストーリーのように。

らくだ菓子店サブレ缶 2,800円(税込)

写真・大志摩 徹 文・品川雅彦

らくだ菓子店サブレ缶

らくだ菓子店

電話070-8325-3688

*掲載情報は2022年11月号掲載時点のものです。

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