Gourmet

オリーブの島、小豆島
誠心誠意の、搾りたて

瀬戸内海有数の観光地でもある小豆島は、風光明媚な景観はもとより、食のジャンルの名産品も数多い。長い歴史をもつ醤油蔵があり、日本三大素麺と謳われる手延べ素麺に魅せられ、種類豊富な地魚にも舌の鼓はポンポンと鳴る。しかしやはり、食の代表の座を担うのはオリーブ。それを元に生産されるオリーブオイルは、小豆島の洗練されたイメージを決定づけている。

この地で80年ほど前からオリーブオイルづくりを続けている『井上誠耕園』は、三代目となる井上智博園主を筆頭に、約160名のスタッフがオリーブの栽培から加工・販売までを一貫体制で行っている。「オリーブオイルの品質は、オリーブの実で決まる」。これが井上家代々の確信。草刈りも剪定も手作業を惜しまず、秋ともなれば総出でひと粒ひと粒を収穫。

鮮度のよいうちにコールドプレス(低温圧搾)し、光り輝くオイルを搾汁する。写真の「小豆島産 緑果オリーブオイル」「小豆島産 アルベキーナオリーブオイル」は毎年季節限定で出荷される搾りたて。その澄んだ美しさ、爽やかな香り、滑らかな口当たりをご堪能あれ。

日本のオリーブの歴史が本格的に始まったのは1908年。3県で試験栽培されたが根づいたのは香川県・小豆島のみだった。雨が少ない温暖な気候と水はけのよい土壌のおかげとされる。現在『井上誠耕園』の園地にはおよそ5,000本のオリーブや柑橘の樹木が広がっている。気候・土壌・人力の賜物。

小豆島産 緑果オリーブオイル 180g・5,832円/450g・15,163円
小豆島産 アルベキーナオリーブオイル 180g・6,998円
(すべて税込)

写真・大志摩 徹 文・品川雅彦

井上誠耕園

フリーダイヤル0120-75-0213

*掲載情報は2024年1&2月号掲載時点のものです。

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