Gourmet

ふんわり、さっくり
お米の味わい、存分に

写真・大志摩 徹 文・品川雅彦

Photograph by Toru OSHIMA

Text by Masahiko SHINAGAWA

創業、明治35年。大阪・阿波座にて、おかき・あられの製造卸を手がけてきた「とよす」。米菓ひと筋120余年を経て、代表的ラインアップ「comemari(こめまり)」がさらにこだわりを深め、リニューアルされた。

「お米に合う深い味わい」と「食感」をテーマに進化した、6種類のフレーバーを紹介しよう。

淡路島産の玉ねぎパウダーを使用し、旨みを凝縮した「コンソメ味」。和歌山県産南高梅顆粒の優しい甘酸っぱさと、かつお節パウダーのバランスが絶妙な「梅かつお味」。ほんのりと柚子の風味が広がり、後味にキレがある博多名物のピリ辛「明太子味」。

醤油のコクを、鹿児島県枕崎製の香り高いかつお節パウダーと隠し味の一味唐辛子で引き出した「お焦げ醤油味」。フランス産ロレーヌ岩塩の塩気が利いた、ビターな「塩キャラメル味」。

加えて、プレミアムシリーズの一環として参画した「宇治抹茶味」は、江戸時代・天保年間に創業した「森半」の一番茶を100パーセント使用。爽やかな香りと穏やかな苦みと奥深さを感じさせてくれる。

米不足を嘆くことなかれ。ここに米菓の「とよす」あり。

「とよす」の屋号(社名)は二代目・豊洲六郎氏に由来する。いち早く製造の自動化や、当時としてはめずらしく直営店舗を構えるなど、常に進取の気概で時代を切り拓いてきた。現在、阪急うめだ本店に『comemari』を出店。

コンソメ味、梅かつお味、明太子味、
お焦げ醤油味、塩キャラメル味 各648円、
宇治抹茶味 864円
アソート 18袋入 2,376円/27袋入 3,564円(すべて税込)

お問い合わせ

comemari 阪急うめだ本店
電話06-6361-1381(代)

*掲載情報は2024年11月号掲載時点のものです。

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